スー・ピンランは香港で生まれ、80年代に小道具係として映画業界に入った。小道具係としてチン・シュウタン監督の『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(1985)、『スウォーズマン 女神伝説の章2』(1992)、ユン・ブン監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイ4天地覇王』(1993)、そして特撮小道具も担当したツイ・ハーク監督の『青蛇転生』(1993) などの映画がある。ウォン・カーウァイ監督の前4作(『欲望の翼』、『楽園の瑕』、『天使の涙』、『ブエノスアイレス』)でも小道具係として参加。今回、ウォン監督が彼の六十年代風の容貌に感銘を受けなかったら、『花様年華』での彼のクレジットは一つだけになっていただろう。撮影中盤の1999年12月にウォンがアーピン役を作りだし、これが彼にとって初の本格的な演技となるのだが、彼は快く承諾した。この新しい経験は楽しかったとのことだが、今後も小道具係として働いていくつもりである。

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